「京王線連続立体交差事業認可取消訴訟」終結「訴訟の会」解散

及び、後継の会のお知らせ

2020年12月

 標記訴訟につきましては、2014年2月28日に東京地方裁判所に提訴して以来、「高架反対・地下化実現」を目指し、裁判で闘ってまいりましたが、地裁、高裁で敗訴し、2019年12月、最高裁に上告いたしました。
しかし、残念ながら本年10月7日付にて、添付書類の通り最高裁判所より「上告不受理」の通知が届き、高裁判決通り敗訴が確定いたしました。

 

「高架反対・地下化実現」運動は、2009年11月の素案説明会以降、会を立ち上げ、沿線住民はじめ大勢の方の賛同・支援を受けて運動を展開してまいりました。
しかし行政は全く聞く耳を持たず、最後の手段として、皆様と行政裁判に訴えたのですが、地下化技術の発展、交通需要の変化、環境重視、地震風水害多発など社会情勢が大きく変化したにもかかわらず、住民の声を全く無視した判決は残念でなりせん。
 訴訟終結まで6年半以上の長きにわたり、皆様方にはご支援、ご協力を頂きましたこと、衷心より感謝申し上げます。

訴訟終結を受け、「京王線地下化実現訴訟の会」は、下記の通り解散いたしますが、裁判以外の運動で行政決定を覆した事例もあます。
さらに当該事業については、
1)用地買収とその後に予想される土地収用問題への対応
2)工事中の日中・深夜にわたる工事騒音や完成後の沿線環境悪化問題への対応
など、組織的な情報共有や交渉の必要な場面が来ることが想定されます。
以上を踏まえ、訴訟を通じて積み上げてきた知見を活かして、沿線に暮らす住民の声を最大限行政、京王電鉄に反映させるべく、今後は2010年発足の

「京王線の地下化と緑の街づくりを進める会」

にて対応する事にいたしました。引き続きのご協力ご支援をお願い申し上げます。
      記

1.解散期日  202012月末日

 

  後継の会については別途Web、SNS等で情報発信していく予定です。

以上

2020年7月:最高裁前でチラシを配布しました。

【最高裁はウソに塗り固められた安全無視無駄な

税金投入都市計画<京王線連続立体交差事業>を

中止させ、正せ!】

2020年5月12日:要請書「コロナ禍の歴史的危機の中、不要不急の京王線立体交差事業は直ちに凍結・中止を」を都知事・都議会議長宛に京王線連続立体交差事業認可取消訴訟原告団、弁護団が提出しました。

東京都知事・都議会議長、世田谷区長、杉並区長、東京都議会議員、世田谷区議会議員、杉並区議会議員の各位宛要請書「コロナ禍の歴史的危機の中、不要不急の京王線立体交差事業・同関連事業は直ちに凍結・中止を」はこちら

2019年11月7日東京高等裁判所は原告敗訴の不当判決を行いました。

原告・原告団はこの不当判決に強く抗議し最高裁に上告致しました。

 

 高架化による京王線連続立体交差事業認可取消訴訟 

 判決に対する抗議声明
2019年11月7日
1 本日東京高等裁判所は、「京王線連続立体交差事業認可取消訴訟」に対する
判決を下した。
裁判官は、地下線増線建設のため作った高架線の杭をすぐに切る実績のない杭切り工法や、老朽化で劣化した既存八幡山高架橋をそのまま使用する高架計画の安全性など控訴人らが求める証人尋問や証拠調べをすることなくもなく、本件訴訟の本質を理解しようとする姿勢を全く見せず、行政の主張に沿った判決を下した。

2 こうした本件判決の判断は,長年鉄道騒音、振動に悩まされ、21世紀にふさわしい環境に優れた地下化による早期踏切解消と、暴風雨や酷暑化の頻発など近年の激甚化する気象災害、切迫する巨大地震や大規模な火山噴火への対応や防災に優れた地下化を求める控訴人らの主張を、まともに受け止めようとしないものである。
更に本事業は線増連続立体交差事業でありながら、京王電鉄は輸送人員減など線増線の採算性が見込めず、未だ線増線建設の経営決定を行っていない。
このように現在とは社会環境の全く異なる数十年前の高度成長時代に決めた高架化による都市計画の踏襲事業を、司法の立場で何らチェックしようとせず、ただ追認したに過ぎない怠慢かつ不当な判決である。

3 本件判決は司法の役割を放棄した不当な内容であるから,控訴人らは最高
裁判所へ上告手続を行うとともに,他の不当な公共事業の住民訴訟の控訴人ら
とも手を携え,引き続き闘い続けることを表明する。
今後とも,みなさまのご支援をお願いしたい。

京王線地下化実現訴訟の会 原告団・弁護団

 

 

【速報】

京王線連続立体交差高架化事業では現在2か月深夜工事が土日を除き連日行われています。今後さらに2か月続き都合4か月土日を除き連続して深夜に工事が行われています。

住民は昼は京王線の電車騒音振動に悩まされ、加えて唯一静寂な夜も、くい打ち工事で寝ることが出来ません。

このような人間の健康を害し人道無視な高架化工事を即時に止めさせましょう。(沿線住民情報より)(詳細後報)

沿線住民は眠れない―京王線高架計画を地下化に
海渡雄一・筒井哲郎[著]
四六判並製/204頁/1800円
ISBN978-4-8461-1808-2 C0065

が緑風出版から出版されました。ぜひご一読ください。

(下記画像は緑風出版ホームページより)

雑誌「FACTA]2017年2月号に京王線地下化実現裁判が掲載されました。

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東京都 と 京王電鉄 がたわけた「踏切解消事業」

血税投じた都市計画に沿線住民が差し止め訴訟。高架の杭を270本切断して地下線路を通すなんて!

2017年2月号 BUSINESS [都の防災にも大疑問]

FACTAホームページはこちら

京王線地下化実現訴訟の会とは

京王線の笹塚~調布までの地下化を実現するための訴訟の会です。

東京都、京王電鉄は在来線を高架化し、明大前にも停まらないノンストップ特急を線増線として地下に建設する都市計画決定を行いました。

これは、3.11東日本大震災後にもかかわらず、防災、環境を全く考慮せず、昭和40年代高度成長時代の踏切解消車優先の4線高架計画のうち線増線部分だけをノンストップ化して地下化するというつじつま合わせにもならない計画です。

人口減少時代の今日、線増線計画は京王電鉄では需要見込みも立たないため、いまだ正式決定しておらず、結局高架2線を作るだけで終わってしまう可能性大です。

沿線住民に騒音と環境悪化を押し付け受忍受苦を強いるだけの、車優先、高度経済成長の幻を追いかけるだけの高架計画を拒否し、これからの時代にふさわしい人の安全と生活を守る、地下化を強く求めます。

京王線鉄道跡地を環境防災緑道にしたイメージ図
京王線鉄道跡地を環境防災緑道にしたイメージ図

京王線連続立体工事は、

 

環境を良くする地下方式で!

 

鉄道跡地は、

環境防災緑道に!

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更新日=2015年10月14日:「10月17日(土)京王線地下化実現訴訟の会【10月定例会のお知らせ】を「News」にアップしました

更新日=2014年12月19日:「12月20日(土)京王線地下化実現訴訟の会【12月定例会のお知らせ」を「News」にアップしました

 

更新日=2014年11月14日:「11月15日(土)京王線地下化実現訴訟の会【11月定例会のお知らせ」を「News」にアップしました

 

更新日=2014年11月14日:2014年10月22日に行われた第2回口頭弁論の内容を「裁判記録ページ」に掲載しました。

 

更新日=2014年11月14日:京王線裁判第2回口頭弁論が行われたので「チラシ 2014年10月22日第2回口頭弁論が行われます」を「裁判記録ページ」に移動しました。

 

更新日=2014年10月17日:「10月18日(土)京王線地下化実現訴訟の会【10月定例会のお知らせ」を「News」にアップしました

 

更新日=2014年9月18日:「9月20日(土)京王線地下化実現訴訟の会【9月定例会のお知らせ」を「News」にアップしました 

 

更新日=2014年8月15日:「8月16日(土)京王線地下化実現訴訟の会【8月定例会のお知らせ」を「News」にアップしました 

 

更新日=2014年7月14日:「7月19日(土)京王線地下化実現訴訟の会【7月定例会のお知らせ」を「News」にアップしました

 

更新日=2014年7月11日:2014年7月2日に行われた第1回口頭弁論の内容を「裁判記録ページ」に掲載しました。

 

更新日=2014年7月11日:京王線裁判開始に伴い「裁判記録ページ」を新設し「チラシ 2014年7月2日第1回口頭弁論へ向けて」を「裁判記録ページ」に移動しました。

 

更新日=2014年6月13日:「6月14日(土)京王線地下化実現訴訟の会【6月定例会のお知らせ」を「News」にアップしました

 

更新日=2014年5月16日:「5月17日(土)京王線地下化実現訴訟の会【5月定例会のお知らせ」を「News」にアップしました